ルノワール展

 今日は代休なので、こちびと一緒にルノワール展@新国立美術館へ行ってきました。ちょっと空いてるかな、と思って。そこそこ人はいたけれど、ずーっと列ができてて目当ての絵が見られないという感じではなく。オルセーからの絵が多かったです。初来日、のムーラン・ド・ラ・ギャレットは何層にも人が取り巻いていて、端っこからちょこっと見る感じでしたが、猫さんを抱いているジュリー・マネは誰もいなくてじっくり見れたり。あの絵の猫さんはほんとにかわいい。喉をゴロゴロ鳴らしてるのがよくわかる。

 田舎のダンスの雰囲気がいいな、と思ったけれど、こちびさんは都会のダンスの方の絵葉書を買っていました。ドレスのバックスタイルが見たいから、って。

 1900年代に入ってからのほうが筆のタッチが落ち着いて色がきれい。でも田舎道の絵(草原の坂道)とか、自然の風景はラフなタッチなのに垣根はきっちり丁寧に書かれてたり、人の手の入ったものと自然の対比が面白いのもあって、なるほどなと思ったり。

 肖像画も多かったです。マラルメのとか。

 8/22までやっているので、まだしばらく見られますね。

 パリ市内の洪水でオルセーの収蔵物を地下から移動させたりしてましたが、ルノワールの一部は日本に来ているので大丈夫。オルセーは上のほうの部屋に絵画を集めて展示しているので、よほどのことがない限り大丈夫だと思いますが。
 パリ市内はちょっと水が退いてきたみたいだし。