佐々木マキ 見本帖

 吉祥寺美術館で開催中の展覧会、行ってきました。佐々木マキさんの絵本やマンガの原画(前期は「やっぱりおおかみ」全ページの展示です)、雑誌や本の展示、ほかに佐々木マキさんの撮影された写真など。こぢんまりとした会場に佐々木マキワールドが濃密に展開されてます。行って良かった〜 会期内にあと何度か行ってしまいそう。絵本を閲覧できるコーナーもあり、ミュージアムショップでは絵本や作品集のほか絵葉書やグッズなどが購入できます。コピスの7階にあります。

 「やっぱりおおかみ」の原画が見られて嬉しい〜 写植は入ってないけど、文章は覚えているし、改めてみるといい絵本だなあ。また読みたくなりました。「ぼくがとぶ」の原画も。線画と色彩画を重ねて印刷しているのは知らなかった、「やっぱりおおかみ」とはちょっと違う手法。

 昔の本も、「カンガルー日和」とか「ピクルス街異聞」とか、懐かしい。どちらも持っていたのになあ、どにいったのかしら…… 「カンガルー日和」はこの装丁でもまだあるのかな、とっくに絶版? 文庫版は買えるけど、版元が違うのね。初期の頃の村上春樹は、どちらかというと佐々木マキさんのイラストに惹かれて読んでいたんだなあ、と思いました。「カンガルー日和」は絶対そうだな。

 「くまをさがしに」という絵本は、昔ミニサイズの絵本で出ていた「くまの木」がもとみたい。女の子がうんと可愛くなってて、途中で出会うどうぶつたちも可愛くなってます。昔のはもっと淡々としていたな。あっちの雰囲気の方が慣れてて好きだけど、小さいサイズだったのが残念。

 絵葉書と、「うみべのまち」だけ買ってきました。図録はまた今度行ったときに買うつもり。トートバッグとかも可愛かった〜

 外に出るともうものすごい人出でカフェにも長蛇の列だったので、早々にひきあげ。どこにも立ち寄らず(あ、駅の本屋くらいのぞいたけど)。駅前で春の交通安全のイベントを大々的にやっていて、バスもう回路で運行。ロータリーにバスがぎゅうづめでした…… 吉祥寺って広場があんまりないよね……