風が冷たい

 晴れているけど、気温もそこそこ高めだけど、風が強くて冷たくて、体感気温低めです。でも徐々に春は近づいてきているらしい(例年の軽めアレルギー発症中。くしゃみと鼻水という花粉症と同じだけど時期が早め。この時期のはっぱに反応しているみたい)

 炊飯器がついにオシャカになったので(吹きこぼれがひどすぎる)新しいのを導入。一回りデカイ感じになりましたが、中の釜の大きさは変わらない。AI制御部分が増えてるということかな。

 AIといえば、AI vs. 中高生の読解力みたいな本が売れているらしい。例題は知ってるけど、確かにちょっと混乱する内容があるのよね。今どきの子はおそらくスマホタブレットで「面読み」(画面に表示される文章を一息で読もうとする)のに慣れているので、昔みたいに一行ずつじっくり読むのが難しそう。そうすると、メインのキーワードは拾えるけど、細かい助詞や副詞をつい飛ばしちゃうのかもしれない。
 塾の国語で、「問題文を先に読んでから」「文章(お題の文章)」を読んで関連する箇所を探せ、というのをたたき込まれるので、なかなか長文をきちんと読むのが苦手になっているのかも。うちの子はずっとこれで失敗していて、「最初にしっかり文章を読んでから問題を解いてごらん」といったら、逆に解けるようになった面もあります。
 
 とはいえ、うちの子も「面読み」派なので、ミステリの文庫本とかほんとに「あっという間」に読み切ってしまう。とはいえ、理解が追いついていないので、短編でも数回読まないと落ちが分からなかった、というのがあるらしい。「読んではいる」けれど、「理解が追いつかない」のですね。

 読解力のあるなしは判断もよくわからないし個人差があるので難しい。同じ本を読んでも、読んだ人によって全く感想が違うし。力点の置き場所がそれぞれによって違うので(キャラクターの描写メインで読む人、物語の設定や背景中心で読む人などなど。例えばクリスティのミステリでも、小学生の頃はとにかく謎が解けたらと思って読んでいたけど、今読むとそれぞれのキャラクターが抱える問題や背景の描写が面白くて、そっちに気持ちが行ったりとか。「そして誰もいなくなった」とか、「予告殺人」とか)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)