読み始め

 

大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)

大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)

 シェットランド・シリーズ第1作。出たのは数年前だけど、そのころは読み損ね。冬が舞台なのでこの時期ぴったり(1冊ずつ、春夏秋冬にあてられている。そしてタイトルには色が入っているのがポイント、翻訳ではわからないけどオリジナルには「黒」「白」「赤」「青」と入ってます)。シェットランド島のものすごく寒い感じがよくわかる。刊行当時は7月頭かその辺に出た感じで、その時期に読んでもピンとこなかったかも。続く2冊目は夏が舞台。
 編みものはちょくちょく出てくるけど、ひつじは「この島には沢山いる」というくらいであんまり描写されません。まあ、冬だし。あまりにもふつーに沢山いるみたいだから、作者もあえて書かなかったのかも。
 ミステリとしても面白く、もったいないのでじわじわと読んでます。数年前、少女が行方不明になる事件があり、そして今回は島に来てまだ日の浅い少女の他殺体が見つかったという事件。ほとんど顔見知りばかりの狭い環境で、犯人は誰か?というお話。

 4冊目まで刊行されているようだけど、翻訳はまだ3冊目まで。じわじわ読んでいるうちに4冊目も出るかなあ。